勝組は新興市場を買って勝っているのか?
前回の記事で勝組の個人投資家はジャスダックなどに上場している小型株を主力にしている人が多いと書きました。
今回はその検証の第一弾として新興市場の銘柄を買っているか検証します。
検証方法は個人投資家パフォーマンスランキングのポートフォリオランキング(2017年5月末)の記事から行います。
票数(保有人数)は考慮せず、純粋に各銘柄の所属市場をカウントします。
予想に反して東証1部がダントツに多いことがわかります。
ジャスダックは東証1部に次いで2位ですがダブルスコアをつけられています。
新興市場より東証1部を多く買っているんですね……と結論付けるのは早いです。
これは現在所属している市場を元にした集計です。
中長期で保有していると鞍替えすることもあり、買った時と現在では異なる市場に属していることは多々あります。
特に収益バリュー投資家は小型株を長期間保有しているケースが多く、その過程で鞍替えすることは日常茶飯事です。(鞍替えするような成長株を購入することが多い)
ここ1、2年以内に鞍替えした銘柄を鞍替え前の市場でカウントした結果が以下となります。
ジャスダックとマザーズを足すと東証1部との関係は現在と逆転します。
やはり勝組の個人投資家は新興市場を買って勝っていたんですね。(言いたいだけ)
…
この検証を少し前に実施していたら「めっちゃ東証1部の銘柄買ってるじゃん」で終わっていたかもしれません。
少し角度は異なるかもしれまさんがハワード先生が言うところの二次的思考をめぐらせたことにより今回の結論を導き出せました。
こう言う面でも少しは成長できているのではと思います。
前までは表面上のことにしか見えておらず、その先があることを想像すら出来ませんでした。
今後も色々なことを学び精進していきます。
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