収益バリュー投資のグロースとバリューの割合
収益バリュー投資は割安な成長企業を購入する投資法です。
では割安(バリュー)と成長(グロース)の割合はどうなっているのでしょうか?
私が尊敬するエナフンさんが紹介している収益バリュー銘柄を探すための15個のチェック項目で調べてみます。
(詳細はエナフンさんの梨の木を参照)
まずグロース要因は以下の4項目となります。
- 長期的な成長を続けているか?
- 今後も成長を続ける余地が残っているか?
- 利益水準(ROE)は高いか?
- その会社の成長構造は単純か?
では残りの11項目がバリュー要因かと言うとそうでななく、バリュー要因は以下の1項目しかありません。
- 株価はPER・PBR・配当利回り等の観点から割安と言えるか?
PER、PBR、配当利回りの3項目と言うこともできますが、ほぼ「PERが割安と言えるか?」と同等のため1項目です。
その他はグロース要因ともバリュー要因とも言えない、言いづらい、両方に該当する項目となります。
分類できない項目が多くなるのは良しとして、バリュー要因が1個しか無いのは意外です。
しかし、この所感に対する回答もエナフンさんが的確に教えてくれています。
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結局のところ、成長と割安さのどちらをより優先するかで、
グロース投資とバリュー投資が分類される、云々
というのが、洗練された説明と言えるでしょう。
エナフンさんの梨の木
バリュー投資4パターン
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大事な箇所を太文字で参照しました。
大事なのは割合ではなく、どちらを優先するかなんですね。
洗練された説明です。
いくら収益性や他が魅力的でも割安でなければ購入しない。まさに割安さを優先するのが収益バリュー投資のポリシーなのでしょう。