ひこぼしの米国株投資〜オニール、ミネルヴィニ派〜

てきとー投資からの脱却 ~オニールとミネルヴィニの狭間で~

分散投資によるバラつき

投資信託分散投資を実践しているのですが、最近全アセットもしくはそれに近いアセットがマイナスになることが多いように感じます。

全てのアセットが同じ方向に動いてしまっては分散投資の意味をなさないので検証してみます。

[検証条件]

2014/01/01〜2015/06/30の6資産の増減
対象ファンドは以下のeMAXISの6資産

私自身は8資産に分散しているのですが、簡易化のためREITは除外します。

[検証結果]

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増減率はそれぞれ違えど全てのアセットがプラスとなっております。

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前日比の増減数の累計はどうでしょうか?
前日比がプラスの場合は+1、マイナスの場合は-1、イコールの場合は0としてそれを累計したのが増減数累計グラフです。

先進国株式がダントツで前日比プラスの日数が多いようです。

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全アセットの増減数の合計結果が増減数合計グラフとなります。
特に大きな偏りもなく±6の範囲でランダムに変移しています。

最近の増減数合計がマイナスに偏っているようには見えません。

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増減数合計をヒストグラムにしてみました。前日と同値の場合があるため増減合計が奇数になることもあるのですが、数が少ないので除外しています。

全アセットがマイナスになる-6の数は一番低く、分散投資の効果が低いケースは稀だということがわかります。

分散投資の効果はあるということですね。一安心です。

ではなぜ全アセットもしくはそれに近いアセットがマイナスになることが多いように感じるのでしょうか?

プロスペクト理論恐るべし

恐らくその答えは-4のケースにあると思われます。このケースが3番目に多いのです。 -4より+2や+4のケースの方が多いのですが-4や-6の印象が強いのはプロスペクト理論のせいでしょう。

今回の検証は純粋な増減ではなく、増減数に対する検証のためリターンと一致しない可能性もありますが、それなりに相関はあると思います。

これからも感情に流されず、長期的に分散投資を続けていきたいと思います。

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※ 投資判断は自己責任でお願いします。
※ この記事が投資未経験者の方に少しでも参考になって頂ければ幸いです。

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