今年はイージーモード?
「今年は勝って当たり前」、「今年の成績を実力だと勘違いしてはいけない」などの発言を個人投資家のブログやtwitterで目にします。
私もお陰さまで含み益を重ねていますが、これらの発言の根拠が何か考えてみました。
今年と過去3年間の月次の日経平均の推移をまとめた結果を以下に示します。
2015年は前半に上昇し、後半に下落。2014年と2016年は前半に下落、後半に上昇しています。
それに引き換え今年(2017年)は年始から停滞しており大きな変動はありません。
負けずらいとは思いますが、勝ちやすく勝って当たり前とは思えません。
ではジャスダックではどうでしょうか?
過去3年の傾向は日経平均と大差ありませんが、今年(2017年)の傾向は随分と印象が異なります。
2015年の前半以上の上昇をしており、まさにイージーモードです。
上記の発言をしている個人投資家はジャスダックなどに上場している小型株を主力にしている人が多いため納得がいきます。
私は指数では日経平均を意識していますが、勝組の個人投資家はジャスダックを意識しているのかもしれません。
勝組に見習って私もジャスダックを意識してみます。
イベントだらけで忙しいこんな世の中じゃ
先々週の金曜日に四季報が発売になった影響で、先週は値動きが変わった銘柄が多数あったと思われます。
このように株価に影響を与えるイベントは多数あります。
私がすぐに思いつくのは以下の4つです。
アメリカ・雇用統計発売は毎月第1金曜にあります。その他は以下のようなスケジュールとなっています。
- 1月: 金融政策決定会合
- 2月: 第3四半期決算発表(3月期企業)
- 3月: 会社四季報 春号発売、金融政策決定会合
- 4月: 金融政策決定会合
- 5月: 本決算発表(3月期企業)
- 6月: 会社四季報 夏号発売、金融政策決定会合
- 7月: 金融政策決定会合
- 8月: 第1四半期決算発表(3月期企業)
- 9月: 会社四季報 秋号発売、金融政策決定会合
- 10月: 金融政策決定会合
- 11月: 第2四半期決算発表(3月期企業)
- 12月: 会社四季報 冬号発売、金融政策決定会合
毎月何かしらのイベントが複数あり、その度に値動きが大幅に変わる可能性を秘めています。
日々の値動きに一喜一憂するのはよくないですが、トレンドを把握することは重要なため意識していきます。
我慢記録更新
ついに買いたいと思ってから3週間我慢することが出来ました。
自分を律することが出来、成長を実感しています。レベルUP。
しかしこれが戦略的によいかは議論の余地があります。
そもそも買い付けを我慢しているのは、数%値下がりするだろうという予想が発端になっています。
これが予想通り下がれば良いのですが、上がった場合が問題です。
今回は縁がなかったと購入を諦めるか、やっぱり欲しいから買うの二択になります。
諦めれば悔しい思いをし、買えばいけないことをしたかのごとく罪悪感を感じます。
どちらにせよ悲しい思いをします。
短期モメンタム投資であれば買わないのが正解で特に問題ないのですが、中長期に大幅な値下がりを期待しているのであれば間違った判断になります。
基本的には倍以上。最低でも50%以上の値上がりを狙っているなら数%の大小は気にせず購入するべきです。
数%をケチって購入できず、逃がした魚は大きかったでは目もあてられません。
今だに20%の含み益が出ただけで有頂天になってしまいますが、このままではテンバーガーをはじめ億り人は夢のまた夢で終わってしまいます。
収益バリュー投資は比較的長期投資になりやすい傾向にあります。
モメンタム投資の時とは違い、小さな値動きは気にしすぎず、どっしり構える心持ちが必要です。
銘柄選定だけではなく、購入タイミングも今までとは意識を変えなければいけません。
他にもまだまだ変わらなければならないことが多々ありますが、一歩づつ着実に前に進んでいきたいと思います。
億万長者になるために必要な2つのテクニック
億り人(億万長者)のブログやtwitterなどの発言を見ていると多くのかたが共通のテクニックによりその偉業を達成しているように思える。
- 自信がある銘柄へ大きく張る
- 最後まで強く握り続ける
この2つのテクニック?が重要だと言っている。
自信がある銘柄へ大きく張る
集中投資派と分散投資派で比率に違いはあれ、
自信がある銘柄へ大きく張っている。
例えば保有銘柄が5個でそのうちの4個が損益なし、1個がテンバーガーの場合、
テンバーガーになった銘柄への投資比率が20%(均等に5分割した場合)では資産は180%しか増加しないが、40%では360%増加する。
増加率が大きいほど投資額(投資率)の違いで結果が大きく変わってくる。
最後まで強く握り続ける
これも重要なテクニックである。
株価が急激に値上がりして気付いたら2倍。売却。大満足。
これは正しい選択であろうか?
株主優待目当てのインカムゲイン目的であれば正しい選択かもしれない。
しかし、キャピタルゲイン目的であれば大小はあれ値上がりすることを見越して購入しているはずだ。
急に株価が上がりして舞い上がり、正しい判断が出来ていない可能性はないだろうか?
今が売り時か?さらなる値上がりが見込めるか?を冷静に判断するべきである。
利確という誘惑に打ち勝ち保有し続けるには強い握力が必要であり難しい。
難しいからこそ億り人は少ないのである。
所感
どちらも重要なテクニックだが、今は強い握力を重視している。
それは握力の重要性を実感したことに由来するがそれだけではない。
大きく張るのは大きなリスクを伴う。
今の実力では大きく張るにはリスクが高すぎる。
まだ経験値を貯めるフェーズのため退場しないようリスクを抑えるのが得策。
いずれ実力がついたら大きく張って億り人に近づきたい。
保有銘柄を戦略ごとに分けてみた
現状の個別保有銘柄を戦略ごとに分けてみました。
モメンタム・グロース投資
- ニチレイ
- ラクス
収益バリュー投資
- メディアドゥ
- アルビス
モメンタム・グロース投資
ニチレイ
言わずと知れた冷凍食品会社です。
大型株でありながらグロース株だと認識しています。
売上高は横這いながら直近2期の純利益は見事な伸びを見せています。
グロース投資と言って過言ではありません。
今期はそこまでの成長が見込めないので今期中に売却するのがよさそうですが、株価は順調に上昇を続けているため売り時に困っています。
ラクス
長期間にわたり成長を続けている素晴らしい企業です。ITを駆使した業務効率向上は今後もトレンドが続くと思われます。
直近の株価は調整が続いているため買い増したい半面、モメンタム枠なのにナンピン買いするのは問題があるのでは?と躊躇しています。
収益バリュー投資
メディアドゥ
電子書籍の仲卸をやっています。20世紀には想像すらしなかった業種ではないでしょうか。
電子書籍の普及が進んできており追い風です。
今期の会社予想が出ていないので何とも言えませんがPERは許容範囲に収まるのではないかと思っています。
モメンタム・グロース投資感が強いですが期待も込めて収益バリュー投資枠に分類しています。
会社予想が7月上旬に発表されるらしいのでそれ次第です。
アルビス
北陸地方で食品スーパーを手がけています。
元々は仲卸をメインとしていましたが小売へのコンサルの実績を活かして小売へとジョブチェンジしました。
小売を始めてからの業績は素晴らしく、経営陣や戦略を考えている人たちが優秀なのではないかと思います。
年始来高値の更新を続けていますがまだ小売業の平均PERには達しておらず割安感が続いています。
まとめ
アルビスのように私も華麗に(エセ)モメンタム・グロース投資家から収益バリュー投資感へジョブチェンジしたいところです。
現在はその移行時期で比率も半々です。
今後も定期的に保有銘柄の戦略を分類することにより、戦略の遷移を記録し振り返りたいと思います。