我慢記録更新
ついに買いたいと思ってから3週間我慢することが出来ました。
自分を律することが出来、成長を実感しています。レベルUP。
しかしこれが戦略的によいかは議論の余地があります。
そもそも買い付けを我慢しているのは、数%値下がりするだろうという予想が発端になっています。
これが予想通り下がれば良いのですが、上がった場合が問題です。
今回は縁がなかったと購入を諦めるか、やっぱり欲しいから買うの二択になります。
諦めれば悔しい思いをし、買えばいけないことをしたかのごとく罪悪感を感じます。
どちらにせよ悲しい思いをします。
短期モメンタム投資であれば買わないのが正解で特に問題ないのですが、中長期に大幅な値下がりを期待しているのであれば間違った判断になります。
基本的には倍以上。最低でも50%以上の値上がりを狙っているなら数%の大小は気にせず購入するべきです。
数%をケチって購入できず、逃がした魚は大きかったでは目もあてられません。
今だに20%の含み益が出ただけで有頂天になってしまいますが、このままではテンバーガーをはじめ億り人は夢のまた夢で終わってしまいます。
収益バリュー投資は比較的長期投資になりやすい傾向にあります。
モメンタム投資の時とは違い、小さな値動きは気にしすぎず、どっしり構える心持ちが必要です。
銘柄選定だけではなく、購入タイミングも今までとは意識を変えなければいけません。
他にもまだまだ変わらなければならないことが多々ありますが、一歩づつ着実に前に進んでいきたいと思います。
億万長者になるために必要な2つのテクニック
億り人(億万長者)のブログやtwitterなどの発言を見ていると多くのかたが共通のテクニックによりその偉業を達成しているように思える。
- 自信がある銘柄へ大きく張る
- 最後まで強く握り続ける
この2つのテクニック?が重要だと言っている。
自信がある銘柄へ大きく張る
集中投資派と分散投資派で比率に違いはあれ、
自信がある銘柄へ大きく張っている。
例えば保有銘柄が5個でそのうちの4個が損益なし、1個がテンバーガーの場合、
テンバーガーになった銘柄への投資比率が20%(均等に5分割した場合)では資産は180%しか増加しないが、40%では360%増加する。
増加率が大きいほど投資額(投資率)の違いで結果が大きく変わってくる。
最後まで強く握り続ける
これも重要なテクニックである。
株価が急激に値上がりして気付いたら2倍。売却。大満足。
これは正しい選択であろうか?
株主優待目当てのインカムゲイン目的であれば正しい選択かもしれない。
しかし、キャピタルゲイン目的であれば大小はあれ値上がりすることを見越して購入しているはずだ。
急に株価が上がりして舞い上がり、正しい判断が出来ていない可能性はないだろうか?
今が売り時か?さらなる値上がりが見込めるか?を冷静に判断するべきである。
利確という誘惑に打ち勝ち保有し続けるには強い握力が必要であり難しい。
難しいからこそ億り人は少ないのである。
所感
どちらも重要なテクニックだが、今は強い握力を重視している。
それは握力の重要性を実感したことに由来するがそれだけではない。
大きく張るのは大きなリスクを伴う。
今の実力では大きく張るにはリスクが高すぎる。
まだ経験値を貯めるフェーズのため退場しないようリスクを抑えるのが得策。
いずれ実力がついたら大きく張って億り人に近づきたい。
保有銘柄を戦略ごとに分けてみた
現状の個別保有銘柄を戦略ごとに分けてみました。
モメンタム・グロース投資
- ニチレイ
- ラクス
収益バリュー投資
- メディアドゥ
- アルビス
モメンタム・グロース投資
ニチレイ
言わずと知れた冷凍食品会社です。
大型株でありながらグロース株だと認識しています。
売上高は横這いながら直近2期の純利益は見事な伸びを見せています。
グロース投資と言って過言ではありません。
今期はそこまでの成長が見込めないので今期中に売却するのがよさそうですが、株価は順調に上昇を続けているため売り時に困っています。
ラクス
長期間にわたり成長を続けている素晴らしい企業です。ITを駆使した業務効率向上は今後もトレンドが続くと思われます。
直近の株価は調整が続いているため買い増したい半面、モメンタム枠なのにナンピン買いするのは問題があるのでは?と躊躇しています。
収益バリュー投資
メディアドゥ
電子書籍の仲卸をやっています。20世紀には想像すらしなかった業種ではないでしょうか。
電子書籍の普及が進んできており追い風です。
今期の会社予想が出ていないので何とも言えませんがPERは許容範囲に収まるのではないかと思っています。
モメンタム・グロース投資感が強いですが期待も込めて収益バリュー投資枠に分類しています。
会社予想が7月上旬に発表されるらしいのでそれ次第です。
アルビス
北陸地方で食品スーパーを手がけています。
元々は仲卸をメインとしていましたが小売へのコンサルの実績を活かして小売へとジョブチェンジしました。
小売を始めてからの業績は素晴らしく、経営陣や戦略を考えている人たちが優秀なのではないかと思います。
年始来高値の更新を続けていますがまだ小売業の平均PERには達しておらず割安感が続いています。
まとめ
アルビスのように私も華麗に(エセ)モメンタム・グロース投資家から収益バリュー投資感へジョブチェンジしたいところです。
現在はその移行時期で比率も半々です。
今後も定期的に保有銘柄の戦略を分類することにより、戦略の遷移を記録し振り返りたいと思います。
損失が増えるほど元に戻りにくく、利益が増えるほど元に戻りやすい
損切りは素早く行わなければならない。損失が20%になると元に戻るには25%も利益を上げなければならない。
言い方は様々ですがよく聞くフレーズです。
損失率 | 元に戻るのに必要な利益率 |
---|---|
-10% | +11% |
-20% | +25% |
-30% | +43% |
-40% | +67% |
-50% | +100% |
上の表から損失が大きいほど、元に戻るのが大変なことがわかります。
では逆に利益が出た場合はどうなるのでしょうか?
利益率 | 元に戻るのに必要な損失率 |
---|---|
+10% | -9% |
+20% | -17% |
+30% | -23% |
+40% | -29% |
+50% | -33% |
利益が大きいほど、元に戻るのは簡単になります。
50%の利益を出してもその後に33%の損失を出すと元に戻ってしまいます。
ある年に年始来50%の利益を上げても、その翌年に年始来33%の損失を出すと元に戻ってしまうのです。
常に損失に気をつかう必要があり、ストレスが溜まってしまいます。
損益を確定させない、もしくは年始来などの基準を作らないことでその一端を取り除くことが出来ます。
頻繁に売買はせず基本はバイ&ホールド。日々の損益の計算は購入来で計算するのがストレスフリーで優れた投資法かもしれません。
モメンタム投資の売り時はオニールが教えてくる
「オニールの成長株発掘法」はモメンタム・グロース投資家であるオニールが提唱したCAN-SLIM手法を紹介しています。
CAN-SLIMは購入する銘柄の選択指針なのですが、この本では他に売却に関する指針も紹介しています。
- 銘柄選択や投資時期を誤ったらいつ売るか
- いつ売って利益を確定するか
上記の二章が売却に関するヒントを与えてくれています。
小さな損失は安い保険であり、自分の投資に掛けることができる唯一の保険である。
たとえ多くの株が売却後に値上がりを見せても、損失を少額に抑えるという重要な目標はクリアしている。 そしてあなたの手許には、別の勝ち銘柄を探すための資金があるのだ。
成功するためには資金が必要です。
大きな損失は成功への妨げになりますが、大きな利益の取り損ないは妨げにはなりません。
チャンスを逃しても、資金があれば次のチャンスに備えることができますが、資金がなければ出来ません。
モメンタム投資において大きな含み損は失敗の元です。
自分が犯したいくつかの失敗を詳細に事後分析することは、私にとって大きなターニング・ポイントとなった。
それによって完全に正しい手法を身につけ、将来の成功が導かれたのである。 みなさんは今までに過去の失敗から学ぼうとしたことがあるだろうか?たいていの人々はこれをやらない。
復習が大事であることを思い知らされます。
面倒で皆がやらないことをやる。それが成功への鍵です。
「いつ売って利益を確定するか」の章はオニールが最も価値のある章であり、毎年一回読み返すことを推奨しています。
忍耐力を求める点はモメンタム投資に限らず、他の投資手法においても有用なため一見の価値ありです。
収益バリュー投資に鞍替えしましたが、今後もこの章を定期的に読み返していきたいと思います。
オニールの成長株発掘法 【第4版】 (ウィザードブックシリーズ)
- 作者: ウィリアム・J・オニール,スペンサー倫亜
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